「過去の出来事に縛られてしまう」「トラウマから逃げ出したい」という方はいらっしゃいませんか？
過去にこだわることは、いい面もあるのですが、苦しみになってしまうことからは一刻も早く逃げ出したいものです。ただ、中にはつらいことを思い出してナルチシズムに浸ることが好きな方もいらっしゃいます。たとえ苦しみに感じることであっても、人それぞれのこだわりがおありになるんですね。
どちらにせよ、過去の嫌なことにとらわれているのは、今現在の自分自身であって過去に存在した自分とは違います。つまり、今の自分はトラウマとは全く無関係であることを認識していいわけです。今ここに存在する自分自身がすべて」「今の自分に集中していることがすべて」と思えることが大切です。
しかし、これが難しいのですよね。
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ここで解決策をいくつか探っていきたいのですが、感情コントロールの方法のひとつとしてよく登場するのは「瞑想」です。これは、目の前のことに全神経を集中することが一つの狙いです。もしうまくいけば、今現在の自分に起こることだけに集中して、自身の能力をたくましくすることができ、ストレスにも強くなり、いたらぬ不安からも脱出できるのです。
実際に瞑想がうまくいった方から、ポジティブ思考の高まりや漠然とした不安感の減少などの報告も多いようですので、よく耳にする解決法ですが、「意識を今に向ける力」をつけるのに瞑想は適役です。
集中力を付けるためには多少の練習が必要ですが、１日に数分でも瞑想の時間を持つことは大変有意義なことです。
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あと、ポジティブ思考への切り替えはやはり「行動力を高めること」です。
私たちのポジティブイメージが中断するのは、過去の後悔や漠然とした未来への不安という感情に振り回されている間に思考停止が起こってしまうからです。
ここでの対策は、やはり余計な思考に振り回される前に、行動に切り替える習慣を身に付けることが大切です。
私の周りにいらっしゃるポジティブ思考の方は比較的せっかちです。ご自身の思考がマイナスに傾く前に行動する。つまり、思い立ったらすぐ行動しないと現実の姿・形にならないということをよく理解されているようです。
仕事や人付き合いなどでストレスを抱えた時には、すこし行動と感情を分離して、「今のネガティブな気持ちが解消されたら自分はどう行動するだろうか」と心を見つめなおしてください。
「今は億劫だけど、自分がそれを感じないようになったらどのように行動するだろうか」と考えると、必ず前向きに行動を開始することを選択するはずです。
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新しい年の初めに、心の底から湧き上がる自分が本当にやりたいこと。そこに向かってまずは歩き出してみませんか？
文責 山口政和
